企業や団体のエグゼクティブを支える秘書の業務は多岐にわたります。その中でも、意外に頭を悩ませるのが手土産のセレクト。
取引先への訪問時や来客時、接待の席、お祝いや返礼など、贈答品が必要になる場面は少なくありません。その都度、世にあまたある品物のなかから何を選べばいいのか困っている人も多いのではないでしょうか。
贈った相手に喜ばれるのはもちろん、提案することで上司の信頼や評価を高められる手土産はどのように選べばよいのでしょう。そのヒントを紹介します。
秘書が手土産を選ぶときのキホン
プライベートの手土産であれば、気持ちさえ伝わればセレクトにそれほど配慮する必要はないケースも多いかもしれません。
しかし、秘書の立場でビジネスのために選ぶ手土産となると、そうはいかないものです。相手は取引先の社長や重役などのエグゼクティブが中心ですから、それ相応のアイテムを選ぶ必要があります。
ビジネスシーンでの手土産の王道ともいえる菓子類に限定して選び方のキホンを解説します。
①日持ちするものを選ぶ
まず気を付けるべきは、どんな有名店・有名ブランドの商品であっても生モノは基本的にNGだということです。
プライベートの手土産であれば、渡せばすぐに食べきってもらえる安心感がありますが、ビジネスシーン、特に先方のオフィスに持参するようなケースだと、しばらく開封されずに放置されてしまう可能性も考慮に入れたほうがいいでしょう。
少なくとも2週間程度は日持ちするものを選んだほうが安全です。
②小分けに包装されているものがベター
もう一つは、小分けに包装されているものを選ぶこと。
個包装もしくは3切れ1パックなど、1度に食べきれる量で包装されているものでもいいでしょう。オフィス内でスタッフに配りやすいこと、仕事の合間に気軽につまめる量であることがポイントです。
また、これは優先度はそれほど高くありませんが、贈り先の人数がわかるなら、ちょうど分け合える数量のものを選ぶと、よりありがたがられるかもしれません。正確な人数がわからなくても、おおよその人数くらいは事前に把握しておきたいものです。
そのうえで、確実に全員に行き渡るよう、少し余裕を持った数を手配しておきましょう。
③特別感のある品物を選ぶ
3つめに挙げるのは、高級感です。
価格が高い・有名な店やブランドの商品であるというだけでなく、菓子そのものの見た目や包装などにもこだわりが感じられる逸品をセレクトすることを心がけましょう。
また、先方のオフィスの近くに店舗を構える店は避けたほうが無難。場当たり的な印象を抱かれる可能性もありますし、何よりふだん目にする機会の少ないもののほうが、より特別感が際立ちます。
おさえておきたい手土産のマナーと知識
手土産は品物を選んで購入すればそれで終わりとは限りません。秘書であれば上司とともに手土産を手渡す場面に同席したり、上司の代理で手土産を持参して訪問したりするケースも考えられます。
そんなときに失礼なふるまいをしてしまわないよう、手土産に関する最低限のマナーや知識くらいはおさえておきたいものです。
のしは掛ける?
取引先に訪問する際など手土産を持参する場合には、のし紙を掛けるのがマナーです。
水引は、「紅白蝶結び」のものを選びましょう。何度繰り返してもよい祝い事やお礼の際に用いる水引で、末永く付き合っていきたいビジネスパートナーに最適です。
表書きは、初めて手土産を渡すケースでは「粗品」、2回目以降は「御挨拶」あるいは「御礼」と記します。
会社名は、水引の下部に正式名称で記載。(株)ではなく、株式会社と略さずに書くのが礼儀です。
手土産は誰に渡す?
手土産は目上の人同士でやり取りするのが基本的なマナーです。
つまり、上司が同席している場では、上司が相手方で一番役職上位の人に渡します。ちなみに、こういう場での決まり文句である「つまらないものですが」は謙遜の意味合いが強すぎるためか、現在ではあまり用いられなくなっています。
「おいしいと評判を聞きまして」のようなポジティブな印象を与える言葉を添えたほうがよいでしょう。
手土産はどこでどうやって渡す?
取引先への訪問時などは、挨拶をして席に着く前に渡すのがマナーとされていますが、エントランスで顔を合わせたときに渡しても差し支えありません。
その際には紙袋から出して中身だけを渡すようにしましょう。風呂敷に包んでいるときも同様に、風呂敷を解いて中身だけ渡し、紙袋や風呂敷は持ち帰ります。
ただし、例外もあります。例えば、接待の席などでは食事が終わって別れ際に紙袋に入った状態で渡します。
もちろん、相手が手土産を持ち帰る際のことを考えての配慮です。
手土産持参で謝罪に赴くときの注意点
ビジネスにはミスや事故・トラブルなどがつきものです。
秘書であれば、ときには謝罪のための手土産を用意しなければならないこともあるでしょう。そんなときは、あまり派手な印象を与えるお菓子はNGです。
老舗店の羊羹やカステラなど、オーソドックスな品をセレクトするのが無難です。
気を付けたいのは、のしのないかけ紙を選ぶこと。表書きは「御詫び」や「粗品」などがよいでしょう。
ゴルフなど社外でのイベント時の注意点
ゴルフコンペなど社外でのイベントの際にも手土産は必要となります。
数によっては自分たちで運ぶことが困難になるため、店から直接イベント会場に発送してもらえるサービスがあるところで購入すると事後の手間もかかりません。
接待のときと同様、持ち帰る際のことも考えて、軽くかさばらないものを選びましょう。
贈って喜ばれる秘書の手土産5選
世の中には魅力的な手土産が数多く存在します。いざ選ぶとなったとき、目移りしてしまってなかなか決めきれないということもあるかもしれません。
そこで、さまざまな業種・業界の秘書たちの間で特に人気を集めている手土産の逸品を5つ紹介します。
JOHN KANAYA 恵比寿本店「ボワットノワール」
鬼怒川や箱根でホテル・旅館を経営する金谷観光グループのショコラトリーが手がける見た目も味も絶品のショコラ。
定番のボンボンショコラは、中にフィリングが入ったひと口大のチョコレートです。こちらの「ボワットノワール」は、5種のお酒の風味の違いを楽しめるラグジュアリーボンボンです。
Kuma3「銀座わぐりへしれけーき」
銀座の日本料理店「Kuma3(クマサン)」がプロデュースするケーキです。丹波栗やフランス産の発酵バターはじめ、素材に徹底的にこだわった豊かな風味が特徴。
コーヒーや紅茶はもちろん、シャンパンやワインとの相性も抜群の「大人のお菓子」。1日限定20本の販売という希少価値も人気に拍車をかけています。
エール・エル「ワッフルケーキセット」
エール・エルは、祖業が一級建築士事務所という変わり種のワッフルケーキ専門店です。
オリジナルのワッフルミックス粉を使用し、気温や湿度の変化にまで配慮しながら焼き上げたワッフルは独特のしっとり・ふんわりとした食感が魅力。
そのワッフルで季節のフルーツやクリームをサンドしたワッフルケーキはこの店の看板商品です。
とらや「小形羊羹 18本入」
室町時代後期に京都で創業した「とらや」は和菓子の世界を代表する老舗の一つとして広く知られています。
そんな同店を代表する銘菓といえば、やはり羊羹。こちらの「小形羊羹 18本入」は、とらやを代表する小倉羊羹の「夜の梅」のほか、黒砂糖風味の「おもかげ」、「新緑」、「はちみつ」、「和紅茶」の5つのフレーバがセットになった商品です。
Cadeau(カドー)「ショートガレット」
東京・丸の内に店舗を構える洋菓子店Cadeauが独自に開発した唯一無二のクッキーが「ショートガレット」。
イギリスの伝統的なショートブレッドの素朴な味わいと、フランスのガレットブルトンヌのリッチな美味しさを一つにしました。この二つの特徴を見事に融合させることで、世界初となる新食感のスイーツが誕生しました。
デキる秘書に選ばれるCadeauの人気手土産3選
理想の手土産を求める秘書の心強い味方として高い評価を受けるCadeau。豊富な商品ラインナップの中から、特に秘書から人気のアイテムを3つセレクトしました。
ショートガレット 5種ギフトセット
クラシック、フランボ、レモン、カカオ、シィーウィードの5種のショートガレットをセットに。
中でも、フランス産ボルディエバターを使用したシィーウィードは、滑らかな口当たりと深い風味で他にはない特別な味わいが評判の逸品です。
【季節限定】ビスケットサンド和紅茶 3枚入り
ビスケットサンド和紅茶は、厳選された有機の和紅茶かつくったクリームを、こだわり抜いた国産のおからを主原料に焼き上げたビスケットでサンドした季節限定商品です。
ザクザク食感のおからビスケットの自然な味わいと、和紅茶のほのかな香りが口の中で調和します。
【2024/冬限定】Cadeau 紅白ギフトセット
定番のショートガレットクラシックと季節のアップルソフトサンドを組み合わせ、白と赤の2色のパッケージでまとめた、この冬限定のギフトセット。
お歳暮やお年賀など、冬のギフトに最適です。
Cadeauの店舗情報
Cadeauは、東京駅、大手町駅からも近く、アクセスは非常に便利です。地下鉄大手町駅B1出口から徒歩1分の場所にあり、誰もが立ち寄りやすい位置にあります。
住所:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング iiyo!!(イーヨ!!) 1F 営業時間:平日11時〜20時 土祝11時〜19時 定休日:不定休 電話番号:03-6269-9520 |
また、オンラインストアも運営しており、24時間いつでもご注文いただけます。
まとめ
クッキーをはじめとする焼き菓子は、日持ちもするうえ小分けに包装されていることもあって手土産の定番として多くの秘書に選ばれています。
種類も豊富にあるので、ひいきの店をいくつか見つけておけば、急に手土産が必要になったときも困ることはなくなるでしょう。
そして手土産を選ぶ際には、Cadeauの焼き菓子を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか? 味わいはもちろん、素材にも製法にもこだわって作った焼き菓子の数々は、大切な方への感謝の気持ちを、美味しさとともにお届けするのに最適です。
Cadeauは、東京丸の内仲通りにあります。大手町からも近いので、ぜひ一度お越しください。皆様の大切な方への素敵な贈り物をご用意してお待ちしております。