2025年5月2日に銀座松屋B1GINZAフードステージにオープンしたCadeau Deux。「食のはじまりは、ママの味」をコンセプトに、お母さんの手作りお菓子のようなやさしく、どこか懐かしい味わいが人気を博し、焼き立てのフィナンシェやマドレーヌなどを求める多くのお客さんで連日の賑わいを見せています。
そんなCadeau Deuxが展開するスイーツの特徴や開発秘話などを、Cadeau Deuxの仕掛け人であり、商品開発も担当している田島由香さんに聞きました。
Cadeau Deuxのこだわり
かつては多くの子どもが幼少時に母親の手作りお菓子を食べることからお菓子に親しむようになるのが一般的でした。つまり、お菓子の原体験は「ママの味」だったのです。しかし、最近ではお店で買ったお菓子しか食べたことがないという子どもも少なくありません。
そんな子どもたちのために「ママの味」のお菓子を届けたい。その思いを実現するため、Cadeau Deuxは独自のこだわりに基づいたお菓子作りを行っています。
子どもにも安心して食べさせられる素材
Cadeau Deuxは、ブランドの発案者でもある田島さんが自身の2人の子どもにも安心して食べさせられるおいしいスイーツを作りたいという思いから誕生しました。
そのためCadeau Deuxでは素材の良さにこだわるもはもちろん、保存料を一切使用しないことも徹底しています。
焼き立てをそのままお届けする
家庭でお母さんが手作りするお菓子は、ほとんどの場合、出来上がってからそれほど時間をおかずに食べられます。つまり、作り立ては「ママの味」の大切な要素です。
そこでCadeau Deuxでは、店舗を構える銀座松屋の館内にオーブンを設置。焼き立てのお菓子を店頭に並べられるようにしています。
Cadeau Deuxの看板商品フィナンシェ
Cadeau Deuxの看板商品となっているのが、フィナンシェです。田島さんが自分の子どもたちが好きそうなお菓子で、かつ多くの家庭で気軽においしく食べられるものを考えた結果、フィナンシェをメニューの軸に据えることにしたそうです。
レシピの開発も、田島さんが中心となって行いました。じつは田島さんはかつてパリで4年間、料理とお菓子作りの勉強をしたことがあります。そのときに得た知識や経験を活かしつつ、フィナンシェの本場であるフランス出身のママ友の協力なども得て、Cadeau Deuxならではのフィナンシェが誕生したのです。
Cadeau Deuxのフィナンシェは、現在3種類のレギュラーメンバーと季節限定の計4フレーバーがラインナップされています。それぞれの特徴を紹介します。
プレーン
国産小麦、キビ糖、発酵バターを用いたCadeau Deuxのフィナンシェの基本形ともいえるのが、この「プレーン」です。じっくりと焦がした発酵バター、しっかりローストしたアメリカ産のアーモンドプードルのリッチな風味を味わえます。
「そのまま食べてもおいしいのはもちろんですが、ひと手間かけてトースターで2分間温めるのもおすすめです。外はカリっと中はしっとりとした独特の食感を楽しめます」(田島さん)
キャラメル
生地にキャラメルペーストを練り込み、ミルクキャラメルをイメージしてミルキーに仕上げた一品です。表面に散らした飴細工が特徴的なの個性と味わいを生み出しています。
こちらも食べる前にトースターで2分間温めるのがおすすめです。
「表面の飴細工が溶けて生地の中に染み込んでいき、他にはない個性的な風味をより一層際立たせてくれます」(田島さん)
ショコラ
フランスの大手チョコレートメーカーであるヴァローナ社のチョコレートを贅沢に使用したショコラフレーバーはCadeau Deuxで一番の人気を誇っています。とりわけ子どもからの人気はバツグンです。
目を引くのが表面中央に配置されたチョコレートのバトン。見た目のかわいらしさとチョコレート感をともに強調するのに一役買っており、子どもに人気が高いのも納得です。
「わが家の2人の子どもたちも、ショコラのフィナンシェが一番のお気に入りです」(田島さん)
季節限定フレーバー
Cadeau Deuxでは、季節ごとにその時期ならではの限定フレーバーのフィナンシェも販売しています。今夏のそれは「アールグレイ」。爽やかな紅茶の風味が厚さをやわらげてくれる、夏にピッタリのフレーバーです。
特徴としてはキャラメルと同様、表面に飴を散らしているのですが、こちらは噛むとパチパチはじけるタイプの飴を使っているのがユニークな点。子どもも喜びそうですね。
「夏の限定フレーバーということで、冷やしてから食べていただくというコンセプトで開発しました。冷蔵庫でしばらく保存していただくと涼味が増して、さらにおいしくいただけます。
なお。秋以降の季節限定フィナンシェは「マロン」「ジンジャーブレッド」「アップルクランブル」のフレーバーを順次展開していく予定です。どうぞお楽しみに!」」(田島さん)
親子の触れ合いから生まれたビスケット
「おからチョコレートサンド」と「オートミールビスケット」の2種類のビスケットは、フィナンシェと並んでCadeau Deuxの定番スイーツとして親しまれています。それぞれの特徴を紹介します。
おからチョコレートサンド
国産小麦と甜菜糖で焼き上げたザクザク食感のおからビスケットに、有機茶の香り豊かなショコラを贅沢にサンドしました。
フレーバーは、「抹茶」
「ほうじ茶」
の2種類。自然の恵みが詰まった、贅沢なチョコレートビスケットです。
じつは、おからチョコレートサンドは意外な形で誕生しました。田島さんはその経緯を辻のように語ります。
「コロナ禍の頃のことですが、当時幼稚園に通っていた息子が“ステイホーム”により自宅で過ごす日々が続くようになりました。せっかくだから親子で何か楽しいことをして過ごそうと思い、一緒にお菓子作りに取り組むことに。そのときに作ったのが、おからチョコレートサンドなんです。販売することなどまったく考えていなかったのですが、Cadeau Deuxの立ち上げ準備中にメニューを考えていた際にこのときのことを思い出し、お店のコンセプトにピッタリな商品だと思って採用することにしました」(田島さん)
正真正銘の「ママの味」として生まれた商品だったのですね。
オートミールビスケット
食物繊維が豊富で身体にもよい有機オートミールや甜菜糖を使用し、自然な味わいを表現した、ザクザクの食感が愉しいビスケットです。
フレーバーは、「オレンジカカオニブ」
「レモンバニラ」
「りんごぶどう」
の3種類。
「コーヒーや紅茶のお共にピッタリなのはもちろんのこと、お酒によく合うおつまみとしても人気の商品です」(田島さん)
特定の曜日にしか手に入らないレアなスイーツ
Cadeau Deuxには特定の曜日だけ店頭に並ぶスイーツがあります。その曜日が来るのを毎週楽しみにしているファンも多く、あっという間に売り切れてしまうことも珍しくありません。そんなレアなスイーツ2種を紹介します。
マドレーヌ
マドレーヌは火曜日のみ販売されています。マドレーヌ本来の軽さや上品な甘さを大切にしつつ、卵のコクとバターのリッチさを感じるように作られています。レモンとバニラの2種類のフレーバーがラインナップされています。
「マドレーヌは男性と女性で意外とハッキリ好みが分かれるのか、レモンは女性、バニラは男性のファンが多いですね」(田島さん)
ファーブルトン
金曜日にのみ店頭に並ぶファーブルトンは、フランス・ブルターニュ地方の伝統的なお菓子です。自然な甘さと素朴な風味を大切にして、特別な調味料を使わず、シンプルな材料で作り上げました。アールグレイ煮のプルーンがアクセントになっています。
「ファーブルトンは、プリンによく似た味わいが特徴で、プリン好きにもぜひおすすめしたい一品です」(田島さん)
Cadeau Deuxの店舗情報
Cadeau Deuxは、東京・丸の内に店舗を構える洋菓子店Cadeauの姉妹店として5月2日に銀座松屋の地下1階食品・お菓子売り場(GINZAフードステージ)にオープンしました。銀座松屋は銀座駅A12番出口から直結しているので、アクセスは非常に便利で誰もが立ち寄りやすい位置にあります。
銀座でのお買い物やお出かけの際には、ぜひ銀座松屋Cadeau Deuxにお立ち寄りください。
い。
住所:東京都中央区銀座3-6-1 銀座松屋B1(GINZAフードステージ) 営業時間:平日11時〜20時(松屋銀座の営業日に準ずる) 定休日:不定休(松屋銀座に準ずる) 電話番号:記載お願いします |
まとめ
子どもにも安心して食べさせられるおいしいスイーツは、家族で楽しむのはもちろん、ギフトとしても頼れる存在です。
そして安心でおいしいスイーツを選ぶ際には、Cadeau Deux も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか? 味わいはもちろん、素材にも製法にもこだわって作った各種スイーツは、大切な方への感謝の気持ちを、美味しさとともにお届けするのに最適です。
Cadeau Deux は、銀座松屋B1GINZAフードステージにあります。ぜひ一度お越しください。皆様の大切な方への素敵な贈り物をご用意してお待ちしております。